種類
マタニティヨガ
マタニティヨガは、ヨガをすることによって健康的な妊娠生活を送ることを目的とするヨガのことである。
ヨガの呼吸法により出産などを行いやすくするといわれていて、また妊婦に必要な筋肉などを鍛えてくれる効果や、心のリラックス効果などもあるようである。
近年ではマタニティヨガを行う病院なども増えているようだが、ヨガ以外にも妊婦用の運動法はあり、妊娠中の適度な運動は妊婦の体にも良いようである。
マタニティヨガは、もともと妊娠中の運動を考えて優しい運動になっているが、運動前などには準備も必要である。
マタニティヨガを始める2時間前には食事を終えていること、動きやすい服装で滑らない場所を使用することなどが主な注意事項である。
マタニティヨガのポーズのうちのひとつとしては、次のようなものがある。
あぐらをかくときのように足を組み、足のつま先を両手でもち背筋を伸ばす。
首を回しながら、ゆっくり息を吸ったりはいたりを繰り返す。
ポーズは、だいたい5〜15回くらい繰り返す。
寝ヨガ
ダイエットでヨガを行う方法のひとつには「寝ヨガ」というものがある。
「寝ヨガ」は日本人のヨガの講師が考案した方法で、寝ながらヨガを行う。
ヨガのいろいろなポーズを行いながら腹式呼吸を行いるが、この呼吸法では体の細胞を活性化させてくれる効果があるようである。
「寝ヨガ」で大切なのは呼吸法である。
深呼吸を行うことによって心のバランス(調和)も取れますし、ストレスで乱れていた食欲の中枢も正しく動くことになる。
この腹式呼吸法の方法としては、まず息を吐くことからはじめますが体の老廃物を出してゆくことをイメージしながら吐いてゆく。
息を吐くときにはへその下3センチほど下の丹田を意識し、息を吸うときもこの丹田を意識して、鼻から息を吸っていく。
ヨガとピラティスの違い
ピラティスは、ドイツ人のジョセフ・ピラティス氏が考案したエクササイズのプログラムである。
戦争のときに負傷した兵士のリハビリのために考えたエクササイズをもとにしたもので、後にアメリカにわたり、ヨガのエッセンスなどが加わることで現在のピラティスになったようである。
ピラティスは体のゆがみを直しながら、インナーマッスルと呼ばれる体の内側の筋肉を鍛えてゆく方法をとり、このインナーマッスルを鍛えることで骨盤周りの筋肉を鍛えてくれる効果もある。
ピラティスとヨガの違いとしては呼吸法などで、ヨガは鼻から吸って鼻からはいてゆく腹式呼吸なのに対してピラティスでは胸式呼吸法を取っているようである。
また、ヨガはポーズをとって静止するのに対してピラティスは常に体を動かし、道具を使用することもある。
ピラティスはヨガとはまた違った印象だが、ヨガの要素も入っているためピラティスを行うことでも体を意識することになり心は静かになる効果があるようである。
ピラティスを行うときはリラックスする状態を作って、体調の良いときに行うようにすると効果があがりやしいとされている。
沖ヨガ
沖ヨガとは、沖正弘という人が現代の生活に合わせて考案したヨガのことである。
沖正弘は、1921年に生まれ、1985年に没している。
戦時中に中国で禅と漢方医学を学んだ後モンゴルとチベットにおいてラマ教を修行、その後インドに行きバラモン教を学びヨガを修行しているようである。
1958年日本ヨガ協会を設立し、1967年には静岡県に自らヨガの道場を開いている。
主な著書には「目が良くなる体操」や「ヨガで健康になる秘密」、「ヨガのすすめ」など多数にわたる。
この他、沖ヨガを道場で学んだ人の中には新たに道場を開いてヨガを教えている人もいるようである。
この教室では、教室指導のほかに合宿や断食なども行っており、国内はもちろん海外のブラジル、台湾、アメリカなどにも指導を行っているようである。
岩盤浴とヨガ
岩盤ヨガとは岩盤浴とヨガを合わせたものだが、遠赤外線とマイナスイオンの効果がありデトックスなどで汗をかきながら体の不純物を出すといわれる岩盤浴と、ヨガの呼吸法やポーズなどを組み合わせて、リラックスしながら健康や美容などを目指してゆこうというものだ。
岩盤ヨガというのはホットヨガと混同されることが多いのかもしれないが、ホットヨガと岩盤ヨガの主な違いとしては、ヨガを行う場所を暖めるのにホットヨガでは機械の過熱式で主に汗を出す原因が「熱」なのに対して、岩盤ヨガでは鉱石から発生する遠赤外線が体を温めるため、汗がさらさらしていて体内老廃物を効果的に出してゆく。
これ等の岩盤ヨガでは脂肪燃焼効果だけではなく岩盤浴の効果のためにイオンのエネルギーを吸収することができますので、骨粗しょう症などの老化現象にも良いとされる。
これ等の岩盤ヨガでは汗を大量にかくため、欠かさず水分補給をすることが望まれる。
水にもいろいろなものがあるが、ヨーロッパなどで人気の海外のミネラルウォーターや、日本の抗酸化学会が推奨している水などがある。
海外のものは規格が厳しく安全といわれており、抗酸化効果で美を目指すのも良いであろう。
指ヨガ
指ヨガとは、日本人が考案した健康法で、両手を合わせて手の経路を刺激することで内臓などの働きをよくするものだ。
普通のヨガよりも準備等が少なく自宅でも行いやすいこともありダイエット法としても人気があるようで、雑誌やテレビにて報道されることも多いようである。
東洋医学では指は全身を流れてゆく経路の重要なポイントとなっている場所であるが、指ヨガのやり方としては両手の指先を合わせて手のツボを刺激する方法である。
そして、体全体の気の流れを良くしてまた血行を良くする事によって新陳代謝を高めることによって、体の働きがよくなる上にダイエット効果もあることになる。
主な効能としては便秘や肩こり、冷え性や高血圧などにも良いようである。
指ヨガの考案者の深堀真由美が書いた本も売れている。
気軽に行えるため、布団の中やお風呂の中でも行う人がいるようで、2週間くらいで2キロ痩せたとか、寝つきが良くなったとか、便秘が解消されたなどという声もあるようである。